7月 182011
 

7月14日(木)~7月17日(日)で北アルプスへ行ってきました。
行こうと思い立ったのが火曜日。
その後も、優柔不断にやっぱやめようかなと思ったりしつつも、準備だけしときました。
完全に準備が終わると、もう行くしかないわけで…

内容:単独テント泊2泊3日

移動日(14日):

仕事が終わってから家に帰り、夕飯とシャワーをあびて19時過ぎに出発。
混んでる高速を500㎞走って、有峰林道(小見線)入り口に着いたのが翌1時前

林道の入り口は6時~20時までしか通れません。
入り口には10台くらい停めれる駐車場があります。
AM1時就寝

1日目(15日):

車がどんどん来るので4時には目が覚めちゃいました。
皆駐車場入らないで入り口のゲート前に並んでいきます。
6時の5分前くらいにゲートが開きました。
前の晩からいたのだからと、並んでる列に横からさくっと入れてもらいました。
(ゲート前に並ぶのOKらしいので、最初からゲート前に並んだ方が良いかも)

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林道で朝日が差し込んでくるの見てたらテンション上がってきました。

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30分くらいで折立の登山口へ到着。
連休より1日早く休みとったのが良くて、登山口に近いとこ停めれました。

6時40分登山開始。
後はあっさりめのレポートで行きます。

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標高差1000mほどで、太郎平小屋へ。
絶景です。

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そこから雲ノ平まで向かいます。
薬師沢小屋までの下りで、ザックの重さに肩が痛くなってきました。
今日の目的地は雲ノ平だったのですが、もう薬師沢小屋に泊まって明日帰ろうって思いました。

薬師沢小屋に着くと、最初の登りで出会った単独さん2人が居ました。
何も言ってなかったけど、待っててくれたのかと思いました。
2人から後少しだから頑張りましょうと、涙が出るような言葉をもらい、気合を入れなおして出発。
出だしは吊り橋。結構揺れて雰囲気あります。

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ここから雲ノ平までは標高差500m程の急登。ほんと激坂です。
なんとか登り切って、その後のほぼ平坦な木道も頑張り雲ノ平山荘へ。

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テントの受付とビールを2本買いました。
テン場までは微妙に距離があり、20分くらいあるいてやっと到着。
本日の行動時間9時間10分なり。疲れたー。

↓本日のテン場
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ビール飲みながらテントを張って、飯なんぞ食べながら時間をつぶします。
今日行動を共にした新潟のY口さんと色々話をしたりしつつまったりと。
普通なら日没はちょっと寂しいけど、今日は暑すぎたので日が落ちるのが嬉しかったです。
体力不足から明日の行動をちょっと見直して19時すぎに就寝。

本日の感想:
日本最後の秘境と呼ばれる念願の雲ノ平ですが、疲れ切っててあんまり楽しめませんでした。
10年ぶりのテント泊荷物での山行はキツイ。行動時間も長いし。

↓夕焼けに染まる黒部五郎岳
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2日目(16日)

あんなに暑かったのに、夜は寒さで何回か目が覚めました。
4時17分起床。テント内は15度くらいですが、外は10度くらいでした。
さすがに寒い。

↓起きると黒部五郎には月がかかってました。
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夜はSKINSはいて寝ました。朝起きたら今日着るものをシュラフに入れて温めてから着替え。
ラーメンのお湯沸かしてる間に、準備を進めます。
夜のうちに雨が降ったみたいで、少し濡れてます。
久々なので少し撤収に時間がかかりました。
5時50分にテン場を出発。

朝日が爽やかです。
雲ノ平を歩き、ちょっと道に迷いつつ祖父岳へ。
凄い景色です。360度の絶景。100名山だけでも10座以上は見えそうです。

↓雲ノ平と薬師岳
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↓水晶岳
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↓槍と穂高連峰

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↓鷲羽岳(ここらの写真は全部逆光。残念)

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そこでY口さんと一旦お別れ。
自分は今日は水晶岳も回る予定だったのを、体力不足でパスすることにしました。
Y口さんとは今日のテン場が一緒なので、またそこで会うはずです。

ワリモ岳→鷲羽岳→三俣山荘と進みます。
鷲羽岳も絶景だったなぁ。

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鷲羽池と槍ヶ岳が最高に美しいです。

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↓黒部源流
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↓しつこく槍の写真
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そこから三俣山荘まではガレ場の下り。
見えてるけどなかなか着かない感じ。

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やっと着いた三俣山荘。
ここはかつてmamaが働いてた山荘だそうです。
なんか感慨深いです。

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そこからは三俣蓮華岳の山頂は通らないで、巻道を行きます。
迷いやすかったし、微妙な雪渓のトラバースがあったりで時間的に早かったのか分からない感じ。
そして本日の宿泊地、黒部五郎小屋に到着です。

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テントの受付1番乗りでテント場へ。良い場所キープできました。
またもやビールを飲みながら設営。まだ13時半です。
本日の行動時間7時間40分なり。

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だらだらしてると、初日にお世話になったもう一人の単独さんが着ました。
あれっ、予定だと彼は読売新道から北へ向かったはずなのに。
話を聞くと、読売新道が通行止めだったので予定変更してこっちに来たそうです。
彼は鳥取から来てて、歩くスピード、行動力どれを取っても凄い人です。

ちょっと遅れて、水晶岳もピストンしてきたY口さんも到着。
3人で色々山の話など。楽しいなぁ。
明日に備え6時くらいにはテントにもぐりこみます。
明日はコースタイムで10時間の長丁場。
なんとしても車まで戻りたいし、家まで帰りたいので3時半に目覚ましをセットします。
おやすみぃ。

3日目(17日):

予定通り3時半起床。
気合入れてヘッデンで準備します。
朝はドライフードのカルボナーラ。
手軽に作れて旨い。
でもパッケージにカロリー200kcal(細かい数字忘れた)みたいな事が書いてあった。
いやいや、全然カロリー足りてませんから!!もっとカロリー高くしてくれ。
プラスで今日は秘密兵器の痛み止めを飲みました。
もう肩も腰も足も痛い。

↓テン場の朝

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4時40分頃出発。
山荘で水を3Lにして、内1Lはスポーツドリンクにします。
朝のうちは涼しくて行動しやすいなぁ。
黒部五郎岳へ向けて、カールを登ります。
ここも今回の山行で気になってた場所。
ボルダーできる岩がごろごろしてるとか。
確かに岩はいっぱいあったけど、傾斜の無い岩が多そうに見えました。

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急なガレ場を登って、北ノ又岳との分岐へ到着。
荷物をデポして黒部五郎岳を往復。
うおぉ、体が軽いぃ。
凄いスピードで登って降りてこれました。
やっぱ荷物の問題は大きいんだなぁと実感。

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そこからは気持ちの良い稜線あるき。
気持ちが良いんだけど、疲れててキツイ。

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だんだん近付いてくる太郎平小屋を目指して歩き続けます。
12時前に太郎平小屋到着。やった、1周達成!!

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腹が減りすぎてたので、小屋でカレーを食べました。
うまー。

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途中で追い抜かれた名古屋の山岳会のおっちゃんと話をします。
元気で豪快なおっちゃんでした。山屋って感じ。
来週は早月尾根から剣日帰りするって言ってました。
60歳過ぎてるんですよ。凄いです。

あんなに早く帰りたかったのに、名残惜しいです。
↓2日前よりちょっとだけ成長した自分
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もう一泊するY口さんと分かれ、折立へラストスパート。

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ひたすら下って、登山口着いたときはちょー嬉しかったぁ。
14時30分くらいに車に到着。実に10時間近い行動時間!!

立て続けにジュースを2本飲んでから温泉へ。
白樺ハイツなる温泉で汗を流します。
日焼けが痛すぎてお湯には浸かれず。

後はひたすら高速で仙台を目指します。
途中2回ほど眠くなったけど、覆面に脅かされたりして眠気が回復したり、自分のほっぺをビンタしたり。
猪苗代では花火が上がってました。
いつも北アの帰りは花火見ること多くて、幸せな気持ちになります。
21時45分頃自宅へ到着。
長くて、厳しくて、美しくて、最高の旅が無事終わりました。
3日間晴れまくって堪能しました。

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メモ

  • 走行距離:  1050km
  • 費用:  ガソリン代、林道通行料1800円、ジュース300円(太郎平小屋)、
    テント&ビール2本1700円(雲ノ平)、ジュース300円(三俣山荘)、
    テント&ビール2本1600円(黒部五郎小屋)、ジュース&カレー1100円(太郎平小屋)、温泉600円
  • 装備:  トレランシューズ(コンチネンタルデバイド)、ストック有(必要だった)、70Lザック、水2L、スポーツドリンク1L
  • 歩いた距離:  46.5km
  • 総標高差:   3350m
  • 食事:
    初日  朝 コンビニおにぎり2個、昼 コンビニパン2個、夜 ご飯+カレー(ドライフード) 行動食:ゼリー、パン
    2日目:  朝 チャルメラ+パン1個、昼 パン1個、夜? ご飯+麻婆豆腐+パン 行動食:ゼリー
    3日目 :  朝 カルボナーラ 昼 カレー 行動食:パン、ゼリー
  • 余った食事:  ソイジョイ(4個持って行って一つも食べなかった)、そば、カレーうどん、アルファ米の赤飯、粉末の飲み物いっぱい(お湯沸かすのが面倒)
    少し余りすぎたけど、概ね良い感じ。
  • その他:

寝るときだけのSKINSは良かったかも
塩分が不足するので塩飴をなめた。塩分補給重要
スポーツドリンクの粉末はもう1L分ほしかった。1日1Lぶんくらい。
ハイドレーションあっても良かった。
日焼け止めリップ必要。日焼け止め何度も塗っても焼けた
ストックあって良かった。
足に水豆が出来た。見て見ぬふりをした。
テントのグランドシートあった方がいい。
エアーマットに日が当たったら、熱で剥離してしまった。古いのもあるけど日差しに注意。
虫よけ必要

 Posted by at 11:41 PM
6月 222011
 

今日は仕事が休みだったので、前回子供と行って芝草平で引き返した南蔵王を不忘山まで行ってきました。
妻の人が午後車を使うそうなので、そこから出発時間を逆算。
ほんとは4時半くらいに家を出たかったけど、いつものように遅れて5時半出発。

平日の朝なんで車は全然いません。快適。
途中黒猫が道路に飛び出してきてフルブレーキ。
やばいっ、轢いたーと思ったけどギリギリセーフ。
まるで体内のアルコールが一気に蒸発したかのようにドキドキしました。
(注意:飲酒運転はしてませんよ。例えです)

6時半には刈田峠からスタート。
4日前にも来てるので芝草平もノンストップ。
屏風のあたりは虫がいっぱいいて、服にも100匹以上は余裕で付いてる感じ。
手ではらおうにも、手のひらにも付いててどうしようもない。
気持ち悪いけど急いで通過しました。

不忘山直下の尾根は超強風。
感覚的にはバイクで100㎞で走ってるのくらいはあります。
危険を感じて敗退も頭をよぎったけど、敗退癖がつくの嫌で行きました。

尾根の鞍部なんかは耐風姿勢で耐えたりしながら通過。
岩があるとこは岩に掴まれるけど、それ以外の箇所は怖かったよぉ。
なんとか不忘山に到着。1時間50分くらい。

頂上で5分くらい休んで、頭の中で「集中しろ、集中しろ」と考えながら帰り道。
今までと逆の風なので変な感じ。
なんとか屏風まで着いて一安心。虫も朝よりは若干減ってる感じでした。

帰りは芝草平によって少し休憩。
そこから先は団体さんとのすれ違いが多かったです。
朝一で来たので、平日は人少ないのかと思ってたけど、やっぱり平日でも多いようです。

大変だったのは小学生の集団とのすれ違い。70人って言ってました。
皆挨拶してくるから一人ひとりに挨拶返すの大変。
「こんにちはー、こんにちはー、こんにちはー、こんちはー、こんちはー、こんちはー、こんちゃー、こんちゃー、んちはー、んちはー、ちはー、ちはー、・・・(疲れた・・・)」
そうだ!!サングラスかけてみよう。
とサングラスをかけると、目が見えないせいか急に挨拶されなくなりました。
うひょー、これは良い。
と思ってるとやっぱり元気な子供に挨拶されて、そこからまた挨拶地獄。
そんな中急に「おはようございます」としてきた女の子。
久々にこんにちは以外が言えるのが嬉しくて、自分も元気に「おはようございます!!」と挨拶。

ふぅ、乗り切ったー。
その後も30名様の団体やらとすれ違いながら戻ってきました。
車から車までで3時間47分でした。密かに狙ってた3時間ってのは厳しい目標だなー。

だいぶ時間に余裕が出来たので、一度帰ってから妻の人と昼飯にラーメン屋さんへ。
以前はビールと餃子のお得なセットがあった気がしたので、店員さんに聞いてみました。
店員さん「そのセットは夕方5時からなんですよー。(昼間から飲んでるじゃねーよ)」
なんか変な心の声が聞こえた気がしましたが、臆することなく「んじゃ生ビールお願いします」と自分。
昼にビールとラーメンとは贅沢だなー。

そんなこんなで楽しい一日でした。
ちなみにラーメン屋さんの店員さんはいつも居る人で凄く感じの良い人です。
心の声の部分は、自分のやましさが作り出した妄想です。

 Posted by at 10:16 PM
6月 182011
 

朝起きてから準備して南蔵王へ行きました。
出発直前に長男が一緒に行きたいと言ったので、子連れに変更。
目的地は変わらず。

エコーラインは中間までガスってたけど、上部ではガスから抜けました。
昨日の雨のせいもあって視界は超良好。意外と当たりの日でした。

いつも通り刈田峠から歩き始めます。
自分から言って付いてきた割にだらしない長男をなだめつつ歩きます。
前山、杉ヶ峰と来たとこでリタイアしようとする長男を説得し芝草平まで。

いつ来てもここはいいな~
美しすぎます。
癒されたら後は頑張って車まで。
休憩込で3時間半でした。

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 Posted by at 11:25 PM
6月 052011
 

朝どこかに出かけるつもりでシャワーを浴びてた。
どこに行くかだけが決まらない。
よし安達太良へ行こう。

決めたら後は早かった。
家を9時に出て10時半には奥岳登山口から登山開始。
それなりの標高差を登りたいのでロープウエーは使わない。

出だしは林道と旧道の二つの選択肢がある。
自分は旧道を登ったけど、林道ではジムニーが登ってきてた。
くろがね小屋と書いてたので小屋の荷上げかなんからしい。

↓こんなとこ走れるのか。凄い。
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出だしだけちょっときつかったけど、あとはまったりと。
勢至平のあたりは爽やかな雰囲気。道は林道だけど。
ジムニーと一緒にくろがね小屋へ到着。

ここらから上はとても気持ちの良い登り。
登山として行く初めての安達太良なのに激しい既視感がある。
まあ既視感というか、ボルダーで沼尻から何度も入ってるのでそのせいではある。

↓ 沼の平
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頂上へついて、そのまま一気に乳首(山頂ね)を攻める。
360度の素晴らしい景色だ。
途中急ぎながら登る自分は、そのぶん山頂での時間を長めにとる。

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この時期に福島の山を登ったことがとても嬉しく感じる。
それと同時に悲しさも感じた。
自然をずっと汚染するようなことが許されるわけはない。

自分が見た景色を子供達の世代にも残したい。
何も自分と同じように感動しろと言ってるわけではない。
何を感じるかも含め、その自由を残してあげたいなと思う。

下りはくろがね小屋の前を通らない道で下る。
途中膝が崩れそうになって一瞬ひやっとしたり、靴のソールが一部剥がれるなどがあったけど無事下山。

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車で帰る途中の「旨いソースかつ丼」の看板に激しく魅かれた。
こんなに早く降りてこれるなら、上で食べないでソースかつ丼食べたかった。
若干車がいつもより少ない高速を帰り15時半には帰宅。
家を出てから6時間半。時間は短いけど充実した時間だった。

10:27奥岳登山口-11:13勢至平分岐-11:29くろがね小屋11:32-12:17山頂12:38-13:50奥岳登山口

ヤマレコにも記録を残してみました
こちら

 Posted by at 10:37 PM
5月 082011
 

前回水神で敗退してるので、GW最終日に再チャレンジしてきました。
もう何回も泉ヶ岳登ってるけど、今回は初めて登る表コース。

情報通り水神コースとは違って中々の急登。
胎内くぐりを律儀に潜って通過。
このころから雨がぽつぽつ。
天気予報は晴れだったのでそのまま進みます。

しかし次第に強くなってくる雨と雷まで鳴り始めました。
それでも登ってたけど、ついに雷に我慢できずに敗退。

泉ヶ岳で1週間に2回も敗退するとは・・・
まあGPS見たら1080m地点くらいまで登ってたので、良いトレーニングなったとして満足するとしましょう。

 Posted by at 7:32 PM